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【FF7】本編原作沿い

第2章 ふたりのソルジャー


 ・・・邪魔しちゃいけない。
 エアリスは彼に会ってから、明るくなった。
 いつも家で楽しそうに彼の話をしてくれた。
 今日のお弁当だって、彼のために慣れない手つきで作ったものだろう。
 ・・・邪魔しちゃ、いけない。
 私が入り込む余地なんて・・・無いんだから。


ふと目を開けると、見慣れた天井が広がっていた。
 ―――ずいぶんと、懐かしい夢を見た。
 あれは確か、『彼』と出会ってすぐの出来事だったと思う。
 もう一人のソルジャー・・・クラウドが家に来たことで、昔の記憶が喚起されたのだろうか。
 上体を起こしながら時計に目をやると、もう深夜も近い時間だった。
 思った以上に眠り込んでしまったらしい
 隣室で眠るエアリスを起こさないように、私はそっとベッドから抜け出した。
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