第5章 春情【五条視点】★
ただ、早く愛する人との間に子供は欲しかったので、結婚するのが待ちきれなくて、よく一緒に寝ているベッドの上で、将来の子供の話はしていた。
ゆめへのプレッシャーになってしまうかと思いきや、「悟が頑張れば、早くできるかもしれませんよ」と僕の耳元で吐息混じりに囁き、逆に発破をかけてくる始末。
「ゆめは子供は何人欲しい?」
「そうですね……やっぱり最初は男の子と女の子1人ずつでしょうか」
「じゃあ、2人ずつ作るか」
「えぇ、4人ですか……私達、ヘトヘトになりそうですね」
いつものように話をして見つめて、二人でクスッと笑い合った後で、どちらともなくお互いの唇を合わせた。
そしてそのまま、僕の部屋のベッドへとなだれ込むように倒れ込んだ。
舌を入れ、唾液を交換し合う濃厚なキスを繰り返していくうちに、身体が熱を帯びてきて、手で触れてお互いを求めあった。
初めて身体を重ねた日から何度もセックスをしているというのに飽きることがなく、むしろ回数を重ねるごとに気持ちが高ぶっていく。
「ゆめ……今日はしてもいい?」
「ふふっ……今日も、では無いんですか?」
ベッドの上で手早く彼女を裸にし、覆い被さりながら息荒く問いかけると、彼女は頬を赤く染めながらも、コクっと小さく首を縦に振った。
彼女の首筋に吸い付き、所有印を残すと、その白い肌が薄紅色に染まっていった。
「んっ……あっ……悟……」
胸の先端を口に含みながら、片手を下腹部の方へ滑らせていき、ショーツの中へと手を差し入れると、そこはもうすっかり濡れていて、僕を受け入れる準備ができていた。
「ここも触っていい?」
そう訊ねると、恥ずかしそうにしながらもコクンと小さく彼女がうなずいた。
僕は指先で割れ目をなぞるようにゆっくりと動かしていった。すると、すぐに甘い声が上がり始める。
「あんっ……やぁっ……」
敏感な突起を見つけ出し、そこを執拗に攻め立てると、彼女は背中を大きく反らし、ビクビクと痙攣したかのように身体を震わせた。
「ふあぁぁ…… だ、だめぇ……っ」
一度イッたにもかかわらず、さらに刺激を与え続けていくと、またすぐに達しそうになるのか、太股を擦り合わせ始めた。
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