第4章 愛しき余香【五条視点】★
ギシギシとベッドが大きく軋み、ジュプジュプと粘着質な音が繋がった部分から洩れるのがまた興奮する。
「ゆめ、気持ちいい?」
「んっ……あっ……イイです」
そう言って腰をくねらせる彼女の表情は、蕩けていてとても淫らだ。
普段は貞淑な彼女の乱れる姿に興奮してしまい、僕のモノも彼女の膣内を圧迫しながら更に大きくなる。
ゆめがまた可愛らしい声を上げた。
「あぁっ、おっきい、です……あ、擦れちゃいます……ッ」
「ごめん、ゆめ……もっと激しくするから」
「んっ、はぁ……ああっ……」
「……うっ、ゆめっ」
彼女は僕の背中に手を回して抱き締めてくる。
ゆめの方からキスを求めて唇に吸い付いてくるのが嬉しくて、熱い吐息を感じながら、口唇を甘噛みしてから舌を差し込むと、向こうからも絡めてきた。
「あ、んァッ、好きです悟様ぁ……大好きです……」
そう言ってくれるゆめが愛おしくて堪らない。
口付けを交わす唇の合間から、どちらのものか分からないほど唾液が垂れてシーツを濡らした。
「んむっ、ふあっ、やあんっ……」
唾液を交換し合って飲み下すと、頭の芯まで痺れるような感覚を味わう。
ちゅぷっという音と共に唇が離れると、唾液の糸が二人を繋ぐ。
ゆめの方からも、僕の首筋や鎖骨辺りにキスしてくれたりするので愛されてると実感する。
もっと激しく腰を動かしたくなるけど我慢する。
まだイキたくない。もう少しこの時間を楽しみたいけれど、射精感が込み上げてきて限界が近いことを知る。
彼女の片足を持ち上げて肩に乗せると、より深くまで挿入できた。
そのまま体重をかけて押し込むようにして子宮口を更に突くと、激しい抽挿に甘える声が上がる。
ラストスパートをかけるようにピストン運動を繰り返す。
パンッパンッという肌同士がぶつかる音が激しくなり、結合部から溢れる愛液が飛び散った。
「ごめん、もう出そうだ」
「あ、あぁ、や……っ、イッちゃいます」
そう言った彼女が絶頂を迎えると同時に膣内がきゅっと締まりその刺激で僕も達してしまった。
「ゆめ、出る」
ビクンっと身体を大きく跳ねさせて、声にならない叫びをあげて絶頂した彼女の中に大量の精液を流し込んだ。
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