第2章 性癖ヤバめな変態に狙われました
「あんたね…………っ」
「ん?足りない?」
「ッ」
「かわいいなぁ、羽衣ちゃんてば。ねぇ?」
「—————————ッッッ!!」
ば…………っ。
いきなり。
挿…………ッッッ!!
「あは、なかすっごいキュウキュウ言ってる」
「や…………っ、今動かな………!!」
…………って、言って、る、の、にぃ!!
「や…………っ、ぁああ!!」
「涙も涎も止まんないね、羽衣かわい」
爽やか笑顔で奥ばっか突いてんなよ!!
バカ。
鬼畜。
「足ガクガクだねー。ずっと開いてたから疲れた?後ろのがいい?」
「や…………っ、違!!」
抜くな!!
いつもいきなりすぎんだよ馬鹿ぁ!!
くるり、と方向転換された、瞬間。
ズン!!
て、重い衝撃と一緒に先ほど同様、無遠慮に後ろから桜咲があたしを串刺しにした。
「…………ぁ、っは………っ」
や、ば。
これ。
深ぁ。
「あれ?こっちのが好き?締まるね」
「違…………っ、ちがぁ!!やぁ、はやい、から!!もっと、ゆっくりぃ!!」
「やだなぁ楪。無理だって」
「やぁああああ!!やだぁああ!!った!!いま!!今、イってる!!イってるの!!」
「うん知ってる」
「やぁああああ!!」
死ぬ。
殺される。
絶対あたし、死んじゃうやつ。
これ。
「お、さき…………っ、も…………っ」
「名前」
「な…………?」
「名前呼んで。そしたら終わりにしてあげる」
名前。
なまえ。
なま、え。
なま、え…………。
「たい、ら…………」
「…………ん」
覆い被さるように、桜咲が、項垂れて。
髪の毛が頬をくすぐる。
「天羅」
それが。
何故か可愛く思えて。
気付いたら右手で、桜咲の髪の毛に、触れてた。
「たい、ら…………ッッッ」
「うん。俺も…………っ」
かわいい、なんて。
きっと犯されすぎて思考までおかしくなったに違いない。
絶対。
そう。