第5章 告白 *微R
その日の夜。
『・・・・あーーー、喉乾いたーーー…』
喉がカラカラになり目が覚めた。
むくっ起き上がり、テーブルの上に置いてあった水のペットボトルに手を伸ばす。
起きたら飲めるようにと、傑が置いといてくれたのだろう…
ゴクゴクと喉を鳴らし、渇きを潤しながら薄暗い部屋を見渡した。
敷いた覚えのない布団か敷かれ、硝子が隣で寝息を立てている。
・・・傑、部屋戻ったんだ。
酒に強い硝子と傑より先に酔い潰れた私は、お開きになる前に寝オチしてしまったようだ。
『1時かぁ…。』
携帯で時間を確認し,はぁ〜〜と深いため息を吐いた。
傑とイチャイチャしたかったなぁー。
そしてあわよくば・・・シたかったぁー。
まぁでもお互い部屋に硝子と五条がいるからさすがにデキないけど。。
『ーーーーそう言えば五条、、帰って来たのかな?』
私達が酒盛りを始めるのと同じタイミングで、五条は昼間に逆ナンされたおねーさんの泊まるホテルへ行くと言って出て行った。
所謂夜這いってやつだ。
五条がそんな事するのは意外だったけど、よっぽどタイプだったんだろうな…と思い、深くは詮索しなかった。