第5章 告白 *微R
私はブンブンと首を大きく縦に振り、
『彼女になりたいですっ‼︎
私も傑と付き合いたいっ‼︎‼︎』
あまりに興奮したせいで、つい前のめりになり、バランスを崩してしまった。
『わっ、、⁉︎⁉︎』
海に落ちる瞬間、傑がすかさず抱き留めてくれたお陰で何とか溺れずに済んだ…
『ごっ、ごめん…興奮しすぎた…。』
「ククッ、構わないよ?
こちらとしてはこの状況は役得だし?」
海に落ちたくない私は、両腕を傑の首に回し、足で傑の身体をガッチリと挟んでいる。
お互い水着しか身につけてない為、ピタリと密着した身体がエロイ、、、
エロイんだけど、、、私には今、そんな余裕はない、、、‼︎
『あ、あのー…こんな状況で申し訳ないんだけど…。
私、全く泳げないの…。浮き輪ないと溺れるからソレ、私の首に掛けてもらえるとありがたいんですが…』
傑は私の腰に回した手と反対の手で浮き輪が流されないようちゃんと抑えてくれている。
「にそんな弱点があったとは知らなかったよ。
じゃあ今ここでは私が優位だね?」
傑は掴んでいた浮き輪からパッと手を離すと、その手は私の後頭部へと回った。
『・・・・え?』
至近距離で目が合った瞬間。
ーーーー唇が重なった。