• テキストサイズ

呪術廻戦 〜アナザーストーリー〜

第5章 告白 *微R



突然のキスに、目を閉じる事も出来ないでいると、そっと唇が離れた。

傑の熱を孕んだ瞳に、私の心臓は破裂しそうな程、音を立てている。



「ーーーー溺れそうで怖い?」


私は小さく首を横に振り、


『・・傑と一緒なら、、怖くない。』


傑の首の後ろに回した腕を、ぐいっと自分の方へ引き寄せると、今度は自ら唇を重ねた。


一度なんかじゃ物足りず、何度も、何度も角度を変えて唇を味わう。


『はぁ、、はぁっ、、』

「っ、、、」


息が上がるも、どちらもキスをやめようとはせず、お互いの唇を夢中で貪りあった。



波がチャプン、チャプンと身体にあたり水が跳ねる。



チュ、チュッと啄むような軽いキスを交わすと、


「はっ、、これ以上はヤバい、、、
私の方が溺れそうだ、、、」


『ハァ、、ん、、私も、、ヤバいかも…』



すっかりグズグズに溶かされ、キスだけじゃ物足りなくなっていた。


「・・・コラ。そんなもの欲しそうな顔されたら理性が保てない。
そんな色っぽい顔、他の男には見せたくないんだけど?」

『・・だって傑のキス、めっちゃ気持ち良いから…。』


ぎゅっとしがみつき、首筋に顔を埋めた。


「はぁ〜〜…参ったな。」

『ん〜?』

「が可愛いくて仕方ない。」

『あはっ、傑って付き合うと甘やかすタイプ?』

「どうかな、、けどの事は甘やかして独り占めしたいと思うよ?」


もうっ!
いちいち私が喜ぶ言葉を掛けるんだからっ‼︎



『ね、もっかいキスしてい?』


傑は困ったように眉を下げて笑った。


「・・・もしかして理性を試されてる?」


『フフッ、ううん。
どうすれば傑が理性を崩してくれるか試してる。』


ニッと笑い、わざとらしくチュッと音を立てて首筋にキスをした。


「ーーーほんと、敵わないな。」


傑の目がスッと細まり、色気を纏う。


そして先程までとは違う、噛み付くような激しいキスの雨に、私はすっかり骨抜きにされてしまった。

/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp