第17章 それぞれの道 ※微R
すると悟は私の両手首を掴むとガバッとベッドに縫いつけた。
「・・・めっちゃ可愛いんだけどさ。
くすぐったい。」
『ふふっ。悟、顔赤いよ?』
上から見下ろされた悟の顔はほんのり赤くなっていた。
「がそんな格好で煽ってくるからでしょ?」
『んっ、、、』
チュウッと首筋を吸われ、思わず声が漏れた。
悟はそのまま唇を這わせながら耳の方へと移動し、耳たぶを甘噛みすると、
「・・・・もっかいする?」
甘く囁かれる。
ーーーーーシたい。
シたい、、、けど、玄関に置き去りにしてきたハンバーグの材料が脳裏を掠める。
『・・・続きはまた夜、ね?
ハンバーグ作らなきゃ、お肉痛んじゃう。』
すでに私の胸の上で意思を持ったように動き回っている指をパシッと掴んだ。
「ちぇーー。誰だよ、ハンバーグ食べたいとか言ったのーー!」
ポスッとうつ伏せで枕に顔を埋める悟を見て、プッと吹き出した。
『フフッ、誰だろうねーー?
私、夕飯の準備してくるから、悟は少し休んでていーよ?
出来たら声掛けるから。』