第17章 それぞれの道 ※微R
そもそもコトの始まりは自宅マンションのエレベーターに乗った瞬間から始まった。
ピッと最上階のボタンを押し、扉が閉まったのを合図に、悟が食らいつくような激しいキスをしてきた。
たった数十秒とはいえ息継ぎも出来ない程に口内を侵され、エレベーターが最上階に着いた時にはお互いスイッチが入っていて…
今に至ってしまった。。。
続きをしたいと言う悟はいつの間にかアイマスクを外していて、色気を孕んだ瞳と至近距離で目が合う。
『・・いーけど、、お肉とか冷蔵庫入れなきゃ、、』
目線を落とすと、足元には先程スーパーで買ったハンバーグの材料が散乱している。
「そんな余裕、ある?」
『・・・・ない。』
「だよねー?じゃ遠慮なく頂きまーす。」
欲を孕んだ私達はそのまま寝室へと直行した。