第16章 結ばれる *微R?あり
「な〜んかすっかり目ぇ覚めちまったなぁ…」
五条は首をポキポキ鳴らしながらカーテンを
一気に開けた。
ーーーーーすると、
「わ、、マジか。」
『ッ⁉︎わっ‼︎雪ーーー‼︎』
窓の外の景色がたった一晩で白い世界へと一変していた。
五条と2人で肩を並べて窓にかじりつく。
「どーりで寒いワケだ。」
『めっちゃ積もってるーー‼︎凄ーーい‼︎
キラキラーーーーー‼︎』
太陽の日差しが真っ白い雪を照らし眩しい程に輝いている。
「・・お前、ガキンチョみたいな反応だな…。」
『だって起きたら外が真っ白とか、テンション上がるじゃん⁉︎
・・寒いのは嫌だけど、これだけ積もるとワクワクしない⁇』
ね?と隣の五条の顔を覗き見ると、ふわっと温かい感触に包まれた。
「俺はこうしてお前とぬくぬくイチャイチャしてる方が良いけどな?」
肩を寄せ合い、一枚の毛布に2人で包まる。
『フッ、そうだね?それもいーかもね。』
こてん、と五条の肩に頭を預け、窓の外に視線を向ける。
ふとその時、友人の顔が思い浮んだーーー