第16章 結ばれる *微R?あり
『ーーーーーねぇ。当たってるんだけど…。』
「あ、バレた?生理現象だから仕方ないでしょ。
それともこのまま朝からシちゃう?
俺はいつでも準備万端だよ?」
耳元で囁きながら主張するソレをわざとらしく当ててくる。
ーーーーけれど残念。今の私は不機嫌だ。
『しないからっ!頭痛いし喉がカラカラだって言ってんの‼︎
水買ってくるだけだから腕離して⁈』
どさくさに紛れシャツの裾から侵入しようとしていた手をパチンッと叩いた。
「ちぇっ、、」
五条が腕を引っ込めたタイミングで私は身体を起こすとベッドから抜け出した。
温もりがなくなり、身体がぶるっと震える。
さむーー…と腕を摩りながら部屋のドアを開けると、
カサッ
『ーーーー?』
外側のドアノブにビニール袋が掛かっていた。
何だろう…と袋を開けてみるとペットボトルが2本入っていた。
『・・・・。』
立ちつくす私を変に思ったのか、後ろから五条が声を掛けてきた。
「・・・・何?」
ドアを閉め、袋を抱えてベッドの上で胡座を掻く五条の元へ戻る。