第16章 結ばれる *微R?あり
カーテンの隙間から漏れる光に、もう朝か…と重い瞼を開けると
『〜〜〜っう、、いった〜〜〜、、、』
頭に鈍痛が走り、こめかみを手で抑える。
「ーーーーーん、、?何、、二日酔い?」
後ろから私を抱きしめるようにして眠っていた五条も目を覚ましたらしく、寝起きの掠れた声が返ってきた。
『んー…最後に硝子に付き合って日本酒飲んだのがマズかったかなぁ…
てか喉乾かない?水ある?』
「あーー、、なんもねーなぁ…。
後で買ってくるからもう少し寝てよー?」
五条は甘えるようにスリ、と私の首筋に顔を埋めると、お腹に回した腕にぎゅーっと力を込めた。
ガッチリとホールドされてしまい、これじゃ身動きがとれない。。
『ねぇ、、五条…。私、行ってくるから腕離して?
喉カラカラなんだけど。』
「・・・・・・・五条じゃない。」
いや、五条でしょ。
と言うのはぐっと堪えた。
『・・・・悟。うで、は、な、し、て?』
「え〜〜〜〜やだ〜〜〜〜」
『・・・・・。』
何だこの無駄なやり取り。
一体どうしたらこの大きな子供を引き剥がせるか思案していると、お尻の辺りに違和感を感じた。