第4章 地獄、落ちました
「フフフ………ッ。おねぇちゃんの肌白ぉい……」
そう言って、少女は私のほっぺたに触ってきた。
その手は驚くほどに冷たく、触られた頬から凍りついてしまいそうだった。
恐怖から、私は一気に震え上がった。
夢なら早く覚めて、そう願い固く目を閉じた時。
バタバタ……と、部屋の扉の向こうから廊下をかける音が聞こえた。
でもなぜか、その足音は一つではない。
そして、バタン!と大きな音を立てて扉が開いた。
入ってきたのは、
「………あっ。もう来てますよ」
「あ、ほんとだ」
「おーい、元気かー?」
「いや、顔面蒼白じゃねぇか」
四人のイケメンだったが…………
―――――額に角を生やしていた。