第4章 地獄、落ちました
私の上には黒髪のおかっぱの少女が乗っかり、私の事を見下ろしていた。
「きゃぁぁぁぁぁあっ!!!?」
自分でも驚く程の甲高い声をだし、私は布団を頭からすっぽり被った。
心臓が耳のすぐそばにあるんじゃないかって思うくらい鼓動が大きく聞こえる。
どこから入ってきたのこの子……!
ぎゅっと目を瞑っていると、今度は布団を引っ張られた。
ギョッとして引き返そうとするも、その力は驚く程凄まじく、あっけなく引き剥がされた。
「ねぇ、遊ぼうよぉ………」
「やっ………!!」
そう言いながら覗きこんでくる少女が、目の前に迫り来る。
綺麗な金色の瞳が、私をじっと見据えていて、私は金縛りにあったように動けなかった。