第6章 対談

ぎゅっ
「やだ｡彩華は俺のだ､行くぞ」

ぐいぐい
「わっ！··あの··っ、よろしくお願いしますね半田さん！」

「分かった(相変わらずロナルドは殺気ダダ漏れ)」

「ごめんね半田くん··若造のヤキモチが強くて」

「気にするな｡それよりドラルクは彩華をよく見ておけ」

「なぜだい？」

ぴらっ
「渡された書類(茶封筒)には凶悪な吸血鬼の情報が書かれてるからな」

「なっ···！それを渡しに··！？」

「俺ではなくヒナイチ経由だがな」

むむ
「それなら納得だ」

「何があった」

「最近彩華くんがヒナイチくんの基地に頻繁に来てるから最初は遊びかと思っていたけど···」

「俺は急いでヒナイチに渡す｡ドラルクは彩華を見てやれ」

「なんか楽しい展開になりそうだね」