第5章 おでかけ 2
パタン
「やっぱりすきま風でしたよドラルクさん」
ほっ
「なら良かった、彩華くんあちらでお茶でも飲もうか」
「はい!」
ガチャ
「おや、依頼人かな?今ロナルドくんは見回り··に」
コッ
「たまにはドアから入るのもいいな」
「何しに来たヒゲーーー!」
「ドラルクさん!?(紳士的な依頼人だな)」
「君が、ドラウスの先生役だね。私は吸血鬼ノースディン、よろしく」
すっ
···チュッ
「は、はい(明らかに紳士的だ)」
ふきふきふき
「何をしとんじゃハゲーー!!」
「口が悪いな弟子よ」
「!?」
「そんなはるか昔の話を掘り返すな!」
「ふむ、話が長くなると大変だからお嬢さん」
「はい?」
ひょい
「ドラウスがスマホ操作を教えてくれと」
スナスナァーーー!
「離しなさーい!また連れて行って1ヶ月もいないのは大変なんだぞ!」