第5章 おでかけ 2
「ちゃんと直ぐ返す。次来た時にスコーンの味見をするからきちんと作りなさい」
バササッ
「ぬおおお!!このハゲーーー!」
✿✿
「あの、すみません··どこ飛んでるんですか?」
「ふむ、あまり高いのは嫌いかい?」
空
「嫌いではありませんが···その」
「なんだい?」
「お姫様抱っこは····いけないと///」
「ふむ。普段からこのような抱え方は慣れてないと」
「ちがっ//···っ、何でもないです(思い出すのはいけない)」
あの日から良くロナルドさんがお姫様抱っこをずっとしてる事を
「ドラウスの先生みたいだな」
「あっ、はい!スマホ操作を良く教えてます!」
この女性は吸血鬼に対して恐怖心すらもないとは
ほんとに疑いもなく接する所が誰に似たのか