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昼の子‪✙夜の子 Ⅱ

第4章 紙紐



「何をつけたんだ?」

鏡の前で確認をすると
胸元には揺れる赤い薔薇のネックレス

「赤い薔薇は、幸せって意味ですよ」

「赤い薔薇··俺と同じ赤い色···」

(喜んでくれたみたいね)

片耳に違うピアス

袋に入ってる同じ薔薇でも


✿✿✿

すっ
「アラネアさんどうぞ」

「良く私なんかに貢げるわね。なにも出ないのに」

「いいんですよ、私がやりたいだけなんですから。ほら鏡どうぞ」

渡された吸血鬼用鏡に写る私と彩華

「薔薇の髪飾り、可愛い···」

「やっぱりアラネアさんの綺麗な白銀に薄い桃色薔薇がいいですね」

「···薔薇って棘があるから私みたいな吸血鬼にはお似合いだと思ったわ。決して近づけさせない棘」
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