第4章 紙紐
きらきら
(·····)
ふいに見たガラスケース
何気なしに出会った君とは長く付き合いそうな気がしたんだ
からんからん
「すみません、あちらの✿✿をふた···いえ、みっつ」
✿✿✿
ガチャ
「ただい···」
ぐすっぐすっ
「え"ー··ん···」
「ま、どうしたんですか?ロナルドさん」
「起きたら彩華がいない」
「それはすみません、ちょっと買い物に行ってました」
「俺も行きたかった···」
「さて、起きましょうか。綺麗なお顔が見たいなぁ」
むく
「えー··ん··」
なでなで
「立派に泣いとる」
(ロナルドさんに付けるなら、マントかブラウスかしら?でも)
チッ
「うん?彩華?」
「やっぱり、似合いますね。」