第10章 手をにぎる
だっ
「彩華」
くるっ
「あっ、こんばんはロナルドさんにドラルクさん」
「ヌー」
ちょん✿
「こんばんはジョンくん」
「知り合いかい?」
「名前を名乗らぬか!」
『声量の破壊!!』
すなァ····
「声量バカで死んだ」
ジャキッ
「其方が名乗らぬなら切る!!」
すっ
「···やるのか」
ばっ
「駄目ですよ!隊長!」
「隊長ではないぞ!きちんと名前を呼ぶよう練習したではないか!」
「彩華···?」
「あーと··えーと···」
ぎゅ
「さっ、早く名前呼んであげなよ✿次は僕なんだからさ」
『声良っ!!』