第8章 私のストーリー
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「んっ…んん…」
「あ、起きた?」
シルフォードに覗き込まれて、シェリーは意識が覚醒する。
まだ二人は温室のベッドにいた。
「わ、私…」
「気を失ってたんだけど、身体は大丈夫?」
背中を支えられながら身体を起こす。
差し出された水は果実水のようで、優しく身体に染み渡っていった。
「申し訳ありません、お兄様…」
「気にすることないよ。シェリー、途中からずっとイキっぱなしだったから。気を失うだろうとは思ったんだけど」
「イキっぱなし…ですか」
「俺も止まれなかったからね」
かぁっと顔が赤くなる。
イキっぱなしとはどういう状態なのか想像できなかったが、とても恥ずかしい。
「シェリー」
不意に抱きしめられ、唇が重なる。
「んっ、お兄様…っ」
「愛してるよ、シェリー」
「んんっ、私も……あっ、あぁっ!!」
ぐちゅん!と音がして男根が挿入される。
またしても愛を囁きながらの不意打ちに、シェリーはあっけなく達していた。
「シェリーのナカ、すごい痙攣してる。またイったのか」
「お兄様…はぁっ…ずるい…です」
「ずるいって言われてもな。シェリーがびしょ濡れで、俺のを欲しがっていたから」
「あっ…動いたら…あんっ!」
シルフォードがクスっと笑う。
抱き合って座ったまま繋がった二人。
シルフォードが少し動くだけでシェリーは敏感に感じていた。
「それより…お兄様っ、今日のこと…教えて…くださ…あっ!」
「あぁ、そうだったね。このまま聞いてくれる?」
「やっ、一度抜いて…やぁんっ!!」
シェリーは胸の飾りを摘まれ、大きく仰け反る。
「胸も感じやすいよね、シェリーは」
「ら、らめぇ…!」
「そんなこと言って、もっとして欲しいんでしょ」
「ひゃぁぁんっ!!」