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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第19章 可愛いひと




運ばれて来た各自の食事を食べ終えて、雄ちゃんと七ちゃんの間に座っていた私はトイレへ行くために席を立つ。



そして気が付く。私達がとんでもないほどに視線を集めているということに。いや、正確には私以外の皆んな、だ。



特別うるさく話していた訳ではない。そこらにいる学生と同じくらいのレベルで騒いでいた程度で、だけれどとんでもないほどの視線を集めている。主に女性陣から。




まぁ確かに?注目するなと言う方が無理なのかもしれない。




自分達のテーブルから数歩あるいた所でチラッと先程まで自分がいた方向を見つめる。うん、やっぱり目立つ。



普段からそうだ、いつもそうなのだ。



二年三人の任務の時も、スラリとして顔の整った七ちゃん、そしてニコニコと愛嬌のある雄ちゃんといればチラチラと街中で視線をぶつけられることもしょっちゅうだ。



それでもやっぱり、五条先輩と夏油先輩という大人の色気溢れた顔面偏差値の高すぎる彼ら二人がいたんじゃあ目立つなと言う方が無理な話だ。



周りの女の子達はキャーキャーと頬を染めながら話しているし、年上のお姉様方ははまるで狩でもするつもりなのか…と思うほどに真剣に彼らを品定めしている。



なんか私…いつか街中で刺されたりしないよね?彼らとどういう関係なの!?とか言われて…



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