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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第19章 可愛いひと




男の友情というものは分からない…きっと女性には一生かけても理解出来ない部分があるのだろう。



だってもし女の子だとしたら、あんな普通にガチンコバトルなんて出来やしないし、互いに互いの顔色を伺うのでやっとだ。




そう思うと、こうして今高専で過ごしている私は己の腹の中を軽々とさらけ出せてしまうほど彼等を信用しているんだろうなと思うと、それはそれは恵まれた関係性なのだなとそう思った。




まぁ一番厄介な“好き”という感情に関してはさらけ出すことは困難で多分もう消さなくてはいけない想いなんだろうけれど。




「あー、何か甘いもん食いてぇ」


「食事を取ってからデザートがセオリーだろう?まさか先に甘い物を食べるつもりかい?」



「そんなん関係ねぇだろ、食いたい時に食いたいもん食わせろよ。今はパフェを食べた後にステーキ食いたい気分なの」



「うわぁ、さすが五条先輩」



思わず口から溢れたそんな言葉に、五条先輩に「最強は凡人とは違うんだよ」と訳の分からないことを言われた。



まぁ確かに、結構な距離を走って来てさっそくパフェを食べようとしている五条先輩は最強なのかもしれない。とてもじゃないが私には真似できそうにないことだ。



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