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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第16章 その気持ちが







「ちなみにコレ私とお揃いです!私はお菓子じゃなくてリップ入れたりとかしてるんだけど」



「お揃いなのかい?それは嬉しいな」



「お菓子もまだ先輩にあげたことないやつばっかりだよ!この飴は酸っぱ過ぎて伝説の飴だって言われてるらしいし、こっちのガムはミント10倍とかいうやつでこの前早朝任務の時食べたら一瞬で目覚めた!あ、このチョコはいちご味が凄く美味しいよ!この冬の新作」



「いっぱいあるね、食べるのが楽しみだよ」



「でもこの伝説の飴はまだ私も食べたこと無いから今度一緒に食べよ!さすがの傑先輩でも多分酸っぱすぎて泣くよ」



「ふふ、それは気になるね」




ニコニコと私の話を聞いていた傑先輩はふと巾着へと視線を落とすとクスッと小さく笑った。




「…それにしても、ふふ、どうして和柄にしようと思った結果が柴犬なんだい。ふふふ、もっと他にあるだろう和柄って」



クスクスと楽しそうに笑いながら目尻を下げるその姿は心底楽しそうで、私の作った柴犬柄の巾着を嬉しそうに眺めている。




確かにそうだ。傑先輩って絶対和柄似合うから和柄が良いなぁって思ってからの、何故柴犬柄なのだ。そもそもイカツイ系統の顔をした男子高校に柴犬柄の巾着袋って…



そう思った瞬間、手に持っている傑先輩と柴犬の巾着があまりに似合ってなくて「ぶっ」と笑ってしまった。



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