• テキストサイズ

【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第16章 その気持ちが




傑先輩を尊敬してやまない夏油傑大好き雄ちゃんと、傑先輩にはお世話になりすぎてて頭の上がらない私は、それはそれは傑先輩の誕生日パーティーを楽しみにしていた。



絶対傑先輩に喜んでもらいたい、なんなら驚いてくれたら最高だ。よし、サプライズパーティーだ!!そんな感じで始まった企画なのだが、やはり並の高校生以上に遥かに忙しい高専生がみんな集まるなんて夢のまた夢で…



この後はなんとか時間の取れた一年生の伊地知君が任務後に合流してくれる事になっている。後輩四人からのサプライズパーティーだなんて、何だか少し味気なくて先輩には申し訳ないが…きっと傑先輩ならばどんなことでも喜んでくれるんだろうなと思った。



きっと優しい笑顔で瞳を細めニッコリと微笑んでくれるんだと思う。そう思うと、何だかワクワクやらドキドキやらが止まらなくなって、早くこの日が来ないかとソワソワとしていたほどだ。




飾り付けをして、プレゼントもケーキも用意して、さぁ!傑先輩を呼んでこよう!!誰が呼びに行く?なんて話し合っていたところで、ガラガラっと大きな音を立てて食堂の扉が開く。



「先輩方!大変ですっ」



彼にしては珍しく大きな声だった。焦ったように顔面を青くして、震えるような声が響き渡る。




/ 647ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp