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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第9章 合同任務





花火を見終えて人混みの中帰る途中「傑のでけェ呪霊の上で見たら良かったんじゃね?」と言う五条先輩に、あーなるほど、そんな手もあるのか。確かに以前夏油先輩の呪霊に乗って夜景を見せてもらった事があるなと思い出していると「こういうのは人混みだからこそ、雰囲気があって良いんじゃないのか」という夏油先輩の言葉に、やけに納得した。



呪術高専は普通の高校とはもちろん違う。文化祭だって無いし体育祭だってない。もちろん遠足や修学旅行なんて物もなくて…あ、その代わり泊まりがけの任務は嫌になるほどあるけどね。



でも、だからこそこうして皆んなで集まって遊べる事にとても喜びを感じる。



ただでさえ少ない生徒数の中、こうして仲良くしていられる事も凄いし、忙しい三年生皆んなとこうして出かけられるなんて奇跡だ。まぁ何度も言うようだがこれも任務のついでになってしまうのだが。




でもそれでも、やっぱりこういう時間は嬉しいんだ。何だか普通の高校生になったみたいで。




普段死と隣り合わせな世界にいる分、こうして当たり前みたいな事が皆んなと出来て嬉しいんだ。



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