第9章 合同任務
ロビーへと降りれば、そこにはすでに三年生3人の姿があってどうやら雄ちゃんが私の所に来る前に誘っていたらしい。
五条先輩とお祭りにいける!!内心そんなワクワクとドキドキで胸が高鳴り始めて、それでも何でもないみたいに先輩達へと手を振って皆んなでホテルを出た。
お祭り会場まではホテルから歩いて10分もしないところにあって、なかなか大きな神社のようで屋台が広々とした通路一面にびっしりと並んでいる。
「うわぁ、すごい!硝子先輩何食べましょうか!」
「想像以上に大きい祭りだね、とりあえずお腹に溜まるもの食べたいかな」
隣にいる硝子先輩へとキラキラした瞳で話しかければ、腕を組んだ硝子先輩が屋台へと目を向けた。
「灰原も柊木も迷子にならないで下さいよ」
「母ちゃんかよ」
「まぁこの3人の中だったら七海が母親役だろうね」
「大丈夫だよ七海!俺もエナちゃんも今のところいる!!」
「今のところじゃなくて、ずっといて下さい」
「はぐれないように気をつけるね!七ちゃん」