第9章 合同任務
その声の主は、我らが呪術高専の先生。夜蛾正道様だ。
「「「「「「……………」」」」」」
雑談していた声が一斉にピタリと止まる。それは可笑しいくらいに不自然な沈黙だった。
え、ちょっと待って…早く無い?情報届くの早すぎない!?
まず思ったのはそんな事だ。その次に…いや、怒られるとは思ってたよ。帳も張らず建物をあんな瓦礫の山にしちゃって。だけどお説教は高専に帰ってからだろうな〜でも高専に着く頃には夜中だろうし、そんなに怒られなくて済むか。なんて思っていた。
恐らくここにいる皆んなが、
そんな呑気な感じに考えていたのに…
ピシリと全員の動きが止まり少しした頃「犯人探しはやめませんか」思いっきり棒読みでそんな言葉を放ったのは、夏油先輩の隣にいた五条先輩だ。
そんな五条先輩の言葉に対し、もちろん私達は無言のままで
「「「「「…………」」」」」
『悟だなッ』
ぎゃー!!!夜蛾先生の逆鱗に触れたー!!!!!