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MapleProject〜Happybirthday〜

第14章 水無瀬奏誕生日特別ss


『…今よりもっといい方法があるって言ったらあなたはどうする?』
「…え?」
『もちろん、これ以上に努力する必要があるかもしれない。でも、今よりずっといいそんな環境があったとしたら?』
「……どういう事ですか?」
『ちゃんとした自己紹介がまだだったわね。私はこういうものよ。』
「…Maple Project?」
『そう、ここは私の自慢の会社。……ちょっと付いてきてもらえる?』
「…?はい…」

『着いたわ。ここが私たちの仕事場みたいなところ』
「ここが…?」
そこは、前面が鏡1面に広がっている部屋で
1人の男性が音楽に合わせて踊っていた。
『ここはいわゆるレッスン場。みんな、ここで練習してるのよ』
「レッスン…練習…」
『玲於!1回中断してもらえるかしら!あの子が目を覚ましたの!』
『あ、社長!お疲れ様です!お、やっと目を覚ましたんだな!心配したんだぜ?』
「あ、もしかして朝助けてくれたのって…」
『うん、俺だよ。いきなり倒れるからびっくりしたんだぜ?』
『彼は山吹玲於、うちの新人さん』
「あ、どうも…水無瀬奏です…」
『お、奏って言うのか!いい名前じゃん!これからよろしくな!』
「え、これから…?」
『玲於、まだ早いわよ?あのね、奏、私の会社に入らない?……アイドルとして。』
「ア、アイドル!?」
『ルックスも悪くない。根性もある。あなたならアイドルとして輝ける気がするんだ』
「む、無理ですよ…俺がアイドルなんて、そんな…」
『もちろん、最初から楽な事なんてないわ。でも、あなたには努力の才がある。それを最大限に活かしてあげたい。私の手であなたの才能をもっと開花させたい。お願い。あなたを私に預けてちょうだい。』
「…そんな….俺に出来るんでしょうか…?」
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