第4章 柴大寿を尻に敷く女
恥ずかしくて、どうしたらいいのか分からなくなる。
その間にも、私はまた競り上がってくる快楽の波に飲まれて行く。
突起だけでなく、中にまで舌や指が侵入してくる感覚が、違和感なのに、妙にゾワゾワしてくる。
体を捩らせ、快感に打ち震えながら、何度目かの絶頂を迎えた頃には、体力が元々ない私はもうクタクタだった。
「大丈夫かよ……へばってんなよ。これからが本番だろーが」
「ふ……ぁ……ンっ……」
ヘロヘロになりながら息が上がる中、前髪を撫で上げられて額に唇にキスが降る。
履いていたスカートもあっという間に剥ぎ取られ、上の制服だけ着ているという、奇妙な状態にされたままの私を、大寿君は楽しそうに見下ろす。
「たまんねぇ眺めだな……悪ぃが、優しくは出来そうにねぇから、逃げんじゃねぇぞ?」
自らの唇を舐めてニヤリと笑う大寿君に、心臓がドクンと跳ねる。
チラリと見えた大寿君の昂りは、目を見張るものだった。
あんなのが、私の中に入るんだと思うと、少し臆してしまう。
「そんなっ、おっきぃの……入んなぃ……」
半泣きになりながら、久しぶりの恐怖に身を縮める。
「お前っ……それ、ワザとかよ……」
自分の前髪をくしゃりとして、目を逸らす大寿君を不思議に思いながら、宛てがわれた昂りに体を固くする。
「心配すんな、悪いようにはしねぇよ……ちゃんと気持ちよくしてやっから……。おら、ゆっくり息吐け」
髪を撫でられ、優しく言う大寿君の言葉に従うように、ゆっくり息を吐く。
下半身に圧迫感がして、入口を広げながら大寿君が割り入ってくる感触に、呻くような声が出る。
「ぅう、んンっ……」
「さすがに、キツいなっ……力抜けっ……はぁ……」
無理だと言うように首を振り、シーツを掴む手に力を込める。
ずっとシたかった事だったのに、いざとなると怖くて怖気付いてしまう。
私が引いた腰を大きな手でしっかり捕まえて、大寿君は引き寄せてゆるゆると昂りを動かしながら、腰をゆっくり進める。
「ぅっ、あぁっ……」
激痛とまではいかないけど、裂くみたいに入ってくるから多少は痛みを感じる。
ただそれよりも気になったのは、奥から湧き上がる疼きだった。
キスをしながら胸の突起をいじられると、疼きも大きくなる。