第8章 ついに来た戦闘訓練!!後編
Noside
一方その頃モニタールームでは…
「うわぁあああ!!言葉君切島君を壁ドンしてる!!目線も合わせたまま!!やばいね!!徐々に壁に誘導してたし!」
葉隠がワチャワチャしてた
「いやぁ!熱いね!!いいねいいね!」
芦戸も嬉しそうにしている。
「クッッッソガァァァァア!!イケメンだから許されることを!!俺なんて壁ドンすら出来ねぇフォルムなのによ!!」
妬ましい妬ましいと峰田は凄い顔をしている。
「……俺には二人が駆け引きしてるようにしか見えねぇけど」
轟が冷静にそう答える。
「ソ、ソソソソウダヨナ」
「俺もそれにしか…ミエナイ」
((ちょっといいなって思った))
上鳴と尾白はそう思った…
「まだ時間はあるけどよ、常闇も少し苦戦してそうだよなテープまみれ出し、敵がいる所が核を置いてるヒントみたいなもんだしな。しかもダミーもある。
あの二人…一回目よりもだいぶ工夫したよな〜…」
佐藤が口にした言葉に口田と障子がコクコクと頷く。
「ん〜!!言葉君あともうちょいやったのに!」
麗日は悔しい〜とした顔を浮かべる。
「確保テープを落としたのが痛かったな」
(序盤建物に入った後、常闇君の黒影に言葉君のコートを巻き付け、部屋に入り天井付近に接近、黒影が邪魔なテープの排除と切島君の視線誘導、その隙に物凄い低姿勢とスピードで瀬呂君に接近、対応に遅れた瀬呂君を確保、切島君の視線が瀬呂君と言葉君に向いたところで黒影は素早く退散し核の回収に走る。
部屋に核があったなら言葉君が回収する予定だったんだろう。)
「……けれどあの猫耳意味があったとは思わなかったな」
それも序盤の話だがコートを渡す前に一心は立ち止まり音を聞くような仕草をしていた。その時にコートに付いている猫耳がピョコピョコと動いたのだ。
『『『『飾りじゃないんだそれ!』』』』
と全員で総ツッコミをした。
「索敵も出来るの強すぎじゃない?あの個性も強力だし、自己完結型って感じなのかな」
耳郎の言葉に八百万が付け足す
「自己完結型だからこそ油断が生まれたのかも知れませんわ。瀬呂さんを確保した後、切島さんに二人がかりで行っていたのなら素早く確保出来、ヒーロー側の勝利になるはずですわ…なのに別れてしまった理由が分かりません…判断ミスとしか思えませんわ」
フンスッとしながらそう言う