Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第8章 最終指令
ブチャラティは一息つくと、キリッとしたいつもの表情に戻った。
ブ「ペリーコロさんは暗殺者チームにバレたとおっしゃった。ということは敵も時期に俺たちを追ってくるだろう。二手に分かれよう。」
ア「なに?」
ブ「トリッシュを連れ、俺たちは船で移動する。ジョルノ、ミスタ、フーゴ、車を止めろ」
ジョ「はい」
ジョルノは言われた通り車を止め、全員で話し合った。
ブ「敵が迫ってきている。二手に分かれて行動しよう。俺とアバッキオ、フーゴ、ナランチャ、はトリッシュを連れ船で移動する。ミスタとジョルノはそのまま車で移動をしろ。」
皆ブチャラティの言葉に頷き、それぞれ動き出した。
もブチャラティについて行こうと動いた時だった。
パシッ
「?」
は腕を掴まれた。
後ろを振り向くとの腕を掴んだ人物はジョルノだった。
「ジョルノ…どうしたの?」
ジョ「僕の方に来て」
「あ…」
ジョ「何があっても守る。だから、僕たちの方に来て」
がジョルノの顔を見ると、ジョルノの目は"行かないで""僕のそばにいて""離したくない"まるでそう言っているようだった。
「ジョルノ…」
ジョ「心配なんだ…僕のいないところで、に何かあったらと思うと気が気じゃない」
は困ったように少し微笑み、そして
ギュッ…
ジョルノを抱きしめた。
ジョ「あぁ…」
「大丈夫。必ず生きてまた会える。約束するよ」
は自分よりも背の高いジョルノの頭を優しく撫でた。
ジョ「…必ず、必ず生きて僕のところに来て。絶対に生きて戻ってきて」
ジョルノはを強く抱きしめ返した。
「うん、必ず」
ジョ「…」
はゆっくりとジョルノから体を離した。
「それじゃあそろそろ行かないと。ジョルノも必ず生きてね」
ジョ「…」
するとジョルノは返事をしないまま優しくの両頬に手を添えて引き寄せた。