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Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第5章 第一指令


ホルマジオがさらに握る力を強めた。

ホ「本当に死ぬぜ?お前が死んでもナランチャに吐かせればいいだけだからよぉ、別に良いんだぜほんとにこのまま殺っても」

ホルマジオの握る手はどんどん強くなる。

「ぐっ…あなたこそ、本当にいいの…?」

ホ「なにっ?」

ホルマジオの手が緩んだ。

「私がボスの娘かもしれないのに」

はニヤリと笑った。

ホ「ふっ、ありえねぇな。危険な目にあうと分かっているのにわざわざ買い物に行かせるかよ」

「裏をかいて着いてきていたら?あなたたちはボスの娘の顔を見た?その"ありえない"の確率は?万が一ってことは?確かに、私がボスの娘である証拠はない。だけど逆に言えば、私がボスの娘でない証拠はどこにもないのよ」

ホ「くっ…」
ホ(この小娘の言う通りだ…こいつがボスの娘である可能性はゼロではない…となれば殺しちまうのは避けたい…しかし…)

すると


ブゥゥゥン
ダダダダダッ!!


エアロスミスがやってきた。

ホ「なにぃっ!」

それに驚いたホルマジオは思わずを手から離してしまった。

(よし!今だ!)

は蔦を標識に巻き付けるとそれを巻尺のようにしてそこから瞬時に移動した。

ホ「くそ!逃げられた…あの娘もスタンド使いか、ならボスの娘の可能性も捨てられねぇなぁ」

ナランチャのエアロスミスはそのままながらホルマジオを追跡した。






「ナランチャ!」

ナ「!!」

ナランチャの元へが行くと、ナランチャもタイヤほどの大きさに縮んでいた。

ナ「こんな小さくなっちまったのか…」

ナランチャは手の上にを乗せた。

「ナランチャもだね…その片目につけてるやつはなに?」

ナ「これか?これはな…やつを追跡するためのものだ。そこにいるな!!排水溝の下だ!エアロスミス!!」

「す、すごい…」

ナ「ダメだ…また見失った…な、なに!?こいつはやべぇぜ…」

「どうしたの?」

ナ「エアロスミスは二酸化炭素を感知して追跡するんだ…だが排水溝の下にネズミがうじゃうじゃいたんだ!同じスピード、同じ動きでどれがあいつか分かんねぇ…」

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