第3章 再会 久々の友達
正臣「俺の3年かけて編み出した渾身のネタはスルーかよ・・・・・・久しぶりだな、お前ら!」
そう言ってわたし達に抱きついてくる。
帝人「昨日チャットで話したじゃない・・・・・・それにすごく変わってるからびっくりしたよー。まさか髪染めてるとは思わなかったもん!あとそのネタ寒い。」
正臣くんは今までの正臣くんとは違った。容姿も変わっているが、声変わりもしたのか少し低くなっている。
正臣「へへ。そりゃあ4年も経てばなぁ。それにしても帝人は変わらなさすぎだって!お前小学校の時から全く変わってないじゃんよ。彼女はこんなに綺麗になってるのによ!」
そう言って私を見ている2人。その視線に気づいた私は反論する。
『別に私は大して変わったところはないよ。それに綺麗とか褒めすぎにも程があるよ〜』
たわいのない会話を済ませ歩き出す正臣くん。
正臣「じゃ、行こうぜ。とりあえず外に出よう。気分はまさしくGOウエスト。西口と見せかけて西武西口方面に向かうトリッキーな案内人、俺!」
帝人「そうなんだ。で、西口と西武西口ってどう違うの?」
正臣「滑ったな(´・ω・`)」
この大勢の中正臣くんと歩くのは何故か安心した。
さっきまで帰りたいと言っていた帝人くんはそんな仕草もなく、旧知の仲である正臣くんとの会話を楽しんでいる。