第5章 首なしライダー遭遇
と、まぁ簡単な自己紹介が終わって先程から気になっていたことを質問した。
『あのー、なぜセルティさんは室内でヘルメットをしているんですか?』
少し沈黙の時間が流れた。それを破ったのはセルティだった。
〔ヘルメットをしている理由は首がないからだ。君が驚かないのなら外してやってもいいが、どうする?〕
新羅「ちょっと待ってセルティ。今日池袋に来たばかりの娘には刺激が強過ぎるんじゃ」
『大丈夫です。大体臨也さんにであった時点でロクなことにならないと思っていましたし、これから池袋に住むのでそれくらい知っててもいいのではないでしょうか。』
〔いいじゃないか、新羅。彼女の言う通り臨也にであった時点でいいことは起らない。それを1番知っているのは新羅だと思うが・・・〕
新羅「いいよ。好きにやりな。じゃあ俺は奥で仕事をしてくるから。」
と、奥の部屋に去っていった。