第5章 首なしライダー遭遇
臨也「着いたよ、ここの最上階。」
と言われ上を見ると大きなマンションが建っていた。
最上階となれば家賃も相当高いはずだ。
臨也さんが中へ入っていったため、また後を追った。
最上階に着き、臨也さんがチャイムを押すと中から白衣を着た男の人が出迎えてくれた。
「やぁ、折原くん。いらっしゃい。・・・とそこの娘は?後でいいや、とりあえず中にはいって。」
『お邪魔します。』
私頭の中で混乱していた。今日来たばかりの池袋にも関わらず折原臨也に出会うとは・・・
「セルティ、お客さんだよ。」
私はセルティと言われた人の方を向いた。するとそこには首なしライダーが座っていた。
『く、首なしライダー?』
「そうだよ、ああ、まずはお互い自己紹介からだね。」
新羅「俺は岸谷新羅。折原くんの友達・・・って折原くん帰ったね。」
ふと、振り向くと確かに臨也さんはいなかった。逃げ足の早いやつと思ってしまった。
『私は嘉那衛涼です。今日池袋に来ました。宜しくお願いします。』
〔私はセルティ・ストゥルルソンだ。確かに首なしライダーと呼ばれている。〕
首なしライダーと呼ばれている人はPADという機械で文字を打って画面を見せてきた。