第1章 場地圭介(高校生)×幼馴染みヒロイン(先生)
「とりあえず後片付けするか」
「ひあっ……急に動かさないでよお」
ズルリと勢いよく抜かれたせいで、私の膣からごぷっと白濁の液体が流れ出した。もったいね、なんて言いながらティッシュで私の下腹部を綺麗にしてくれる圭介の手つきはとても優しくて……こう言ったところに、毎回キュンとさせられるんだよね。
「拭いても拭いてもめっちゃ出てくるな」
「誰が出したのよ」
「俺。いつもより量多かったワ」
「……あらそ」
「いつもより興奮したからなー」
パンツ汚れたらごめんな、なんて言いながら今度は自分の後始末をし出す圭介にもう怒る気なんて失せてしまった。もうすでに汚れてる、というか圭介のせいで汚れてしまったのを子の男は忘れてしまったらしい。誰が私をぐしょぐしょにしたと思ってるのよ、全く。
「なァ」
「んー?」
「……マジで一ヶ月もセックスしたらダメなんか?」
私の台詞が地味に効いていたらしい圭介は自分の乱れた服を直しながら、私の様子をうかがうようにそう尋ねた。さっきまで私のことを攻め立てていた人と同じ人物か疑いたくなるレベルの哀愁が漂っている。
そんな風に訊かれたら、だめって言えないじゃない。これも全部計算のうち……なわけないか。多分、彼は直感的にどうすれば私を絆せるかわかっているんだ。場地圭介はそういう動物みたいな男だから。でも……これで許しちゃう私は、やっぱりチョロいわよね。
「……一週間禁止にする」
「一週間かァ。それじゃ、一週間後抱き潰すから来週の土日空けとけよ」
なんて馬鹿な約束をしてしまったんだろう。そう思うも後の祭り。
仕事の研修とか急に入らないかな、なんて思ったけれどそう都合のいいことは起こらず、足腰立たなくなるまで宣言通り私は抱き潰された。
END