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海軍日誌

第2章 暖かな日々


それからは毎日、もセンゴクと一緒になって事ある事にロシナンテを構うようになった。
おはようギューッ、おやすみギューッの2回の抱擁はまず欠かさない。何かあれば目をしっかり見て答え、不安そうな顔をしていれば大丈夫だと、手を握りしめ。
愛してる、大好きだと伝えた。

ロシナンテは相変わらずオドオドしているけど、やっぱりセンゴクとの優しさに応えたいようでこちらも日々目を合わせようとがんばっていた。

はセンゴクの愛に応えたいと、いつしか強く思うようになり大きくなったら海兵になって力になるんだと決意をした。(すでに雑用として海兵になっているのだが)
雑務も文句を言わずしっかりこなし、モップがけですら筋トレと言わんばかりにがむしゃらに力を込めてやっていた。

いつもの事だった。バケツを持ったロシナンテが足を滑らせ転んでしまったのだ。
驚いたが、膝を打ち付けたのか1呼吸置いた後にロシナンテはぐすぐすと泣き出した。

「ふぇ…ぐすっ…」
「大丈夫?!大丈夫だよ。痛くないよ」
「痛いよぉ…!」

はどうしようと悩んだ。そしていつだったか誰かに転んだ時にしてもらったおまじないを思い出した。

「痛いの痛いの〜の所にポーン!」

そう言いながらロシナンテの膝から自分の膝に人差し指をクルクル〜っとした。
よくあるのは痛いの痛いの飛んでいけ〜だったけど、この前転んだ時に近くにいた海兵さんはそう言って海兵さんが痛てて〜って転がり初めびっくりしたは本当に痛みが無くなったように感じたのだった。

それをロシナンテにもやるつもりだった。痛いふりをするだけのつもりだったのに…

本当にの膝から血がにじみ出てきたのだ。
逆にロシナンテの膝は綺麗に何も無かったかのようになっていた。
2人とも頭にハテナが浮かんだ。
も痛かったきがするがビックリしすぎて痛みも感じなかった。
とても不思議な出来事だった。
センゴクに話すも信じる信じないの前に普段滅多に転ばないが怪我をしているのでビックリし消毒と絆創膏どこだ!?と話が逸れてしまい原因は分からずじまいだった。
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