第7章 13年前のケジメ
「ナギナギは……コラさんの能力だった。ドフラミンゴやみんなには隠してたが…俺が知ってるって言うことはも知ってたはずだ。」
「じゃあ、はコラさんってヤツの実をヴェルゴに取られない様に自分で食べたってことか!?」
「…そう、みたい…」
麦わら屋は、大事な人の能力は変なヤツに渡したくねぇもんな!分かる!なんて納得してる。
そういやコイツはメラメラの実に釣られてたな。
「それでね、あの子は16の時からその…若とそういう関係だったワケなんだけど…」
「あぁ!?」
「ちょ!怖い顔こっちに向けないでよ!!!知らなかったのよ!がそんなにコラさんの事好きだったなんて!それに、あの子私にそう言う事に関して不満?みたいな事言った事なかったし。合意の事だと思ってたの!」
16からだと?10年もあんなヤツに良いようにされてたってのか?
話を聞いていたニコ屋が息を呑む。
女にはが辛い思いをしてたってのは伝わるらしい。
俺は男だから分からんけどな。
「でもヴィオラが言うには、能力を使ってよく夜中に泣いてたらしくて…
ほら、無音で??
でも、なんか色々聞いたら…あの子相当無理してたんだなって。
私もほら、今はあ、愛してる人が居るから。その人以外とだなんて…その…ね?」
「…それで、俺にどうしろっつーんだ。」
「……あの子の意思にもよるけど、とにかくこのドレスローザからは離れた方がいいと思うの。」
ベビー5が下を向く。
「そこで何で俺が出てくる」
「だ、だって!あんたももコラさんの為に動いてたワケでしょ!?なんか、その…」
「別に、俺はコラさんの本懐を遂げたかっただけで、は関係ねぇよ。生きてる事も知らなかったしな。あいつももう子供じゃねぇんだ。
これからは好きに生きるだろ。」
ローはベビー5から視線を外す。
俺にどうしろというのだ。俺は外科医だ精神科医ではない。
「ならよ、はおれが連れて行っていいか??」
「は?」
「アイツおもしれぇもん。能力も面白ぇって思ったけどさ。10年も嫌いなヤツと居られるくらい心も強いって事だろ?おれそう言うヤツ嫌いじゃねぇし。」
屈託なく笑う麦わら屋。
お前とちょっとしか関わってないだろ。