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心の無い人形

第7章 13年前のケジメ



ローには13年間ずっと、責められるんじゃないかと思っていたけど

でも13年ぶりに再会したローは許してくれた

きっとコラさんと病気を治す旅をしていローは、コラさんの優しさに触れて変われたことはすぐにわかった。

どうでもいい人の為に13年間努力は出来ない。


私も13年前の事にケジメをつけないといけないのかもしれない。



その時王宮からものすごい音と共にドフラミンゴと麦わらさんが飛び出してきた。

ドフラミンゴが押されている様に見える。

麦わらさんは先程とは様子が打って変わって、体が大きくなり手足が黒くなっている。

「凄い…」

「まだ奥の手を隠してたのか」


しばらく、麦わらさんが一方的に勝っていると思っていたけど鳥かごは消えない。
まだ負けないのか。

ドフラミンゴが強いのは知っている。
王下七武海という立場に長年立っていることがその証明だ。

それでも麦わらさんは勝てると信じている。
ローも彼に託した。


しかし、願いも虚しく能力の時間切れにより麦わらさんはしぼんでしまう。


鳥かごはまだ消えていない。


「時間切れとかあるの?」
「大きな力にはそれなりの代償が伴う。おれの能力も体力を削られる」


そうなのか。
自由に能力は使えると思ってたんだけど違うんだ。

私は悪魔の実の能力をまったく理解できてない。


コラさんは使いこなしてた…よね。
カームもサイレントも寝てる時でも使えてたし。
私はまだそこまでは使えない。

熟練度の様なものがあるのだろうか。


「シャンブルズ」


視界が変わる。
え?って顔をすると、どこかの建物の屋上だ。


「大人しくしてろ。麦わら屋を連れてくる」


そう言ってまたローは消えた。

いやほんと、なんなのオペオペ…
私はこんなに、どうしたらいいか悩んでるのに。


いや、悩んでる場合ではない。
ドフラミンゴは今どこで何をしているのか確認しなくては。

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