第6章 希望の光
王宮ではトレーボルがが居ない事に気付いた。
「ドフィ!!がいねぇ!さっきまでそこで寝てたのに!」
「人が消えるか?ロー、お前か。」
「ふんっ、さっき飛び降りてたぞ。おれじゃねぇ」
まぁ、咄嗟にroomを展開してどさくさに紛れて下に送ってやったが。
こいつらには言う必要がねえ。
おれは、あの日コラさんがオペオペの実を盗ってきた日。
コラさんがもたれていた宝箱の中に隠されて、外の様子を伺う事は出来なかったけど声はよく聞きいていた。
恐らく、コラさんを銃で撃ったのはだ。
ドフラミンゴの能力で操られたに違いない。
おれよりも誰よりもコラさんに最初から懐いてたのはだ。
あの日も泣き叫んでいた
それなのに、無理矢理引き金を引かされるってのは…
「どんな気持ちだったんだろうな」
「あ?なんだ?ロー他人の心配か?」
他人か。
そうたった2年半一緒にいただけだ。それもガキの頃。
おれとあいつの共通点なんてコラさんくらいだ。
ファミリーにいた時も特別仲が良かったわけじゃない。
当時おれを酷い目に合わせるコラさんと仲の良い敵だとさえ思ってた。
個人的な接点はほぼ無いに等しい。
でもそんなおれも、コラさんと半年旅をしてコラさんの優しさに触れて愛というものを知った。
もしかしたらは知っていたのかも知れない。コラさんの優しさを。
「おい、トレーボル!探して…「シャンブルズ!!!行かせねぇよ」」
13年前のケジメを付けたら
ゆっくり話したいな…それまで死ぬなよ