• テキストサイズ

転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第7章 赤髪海賊団



センゴク「おい、ガープ!いつもノックはしろと言ってるだろう?!」


ガープ「おお、すまんなセンゴク!!なんじゃぁクザン、遅刻ばっかのお前さんが珍しいのう?!」


クザン「いやいや、さすがに噂の子供は気になりましたしね……。それに『可愛い孫娘を呼ぶんだから、遅刻なんてしたら仕事横流しする』って脅してたでしょう?」


ガープ「がっはっは!」


お鶴「まったく……ガープはこれだから……」




まずは元帥さんの入室態度の説教に始まり、軽ーく謝るおじいちゃんが大将さんへ水を向け、横暴な脅しが発覚すると大笑いではんせいしないおじいちゃん。だから中将さんもすっかり呆れて大きな溜息を吐くので、早速濃すぎるメンバー達の身内トークに圧倒されることとなった。しかし、取り敢えず分かったおじいちゃんの勤務態度は如何なものか。普段からお茶目がすぎちゃうタイプなうえに、これでは相当苦労させてるご様子なので挨拶がてらに謝罪を一つ……




「えっと……中将・ガープの孫のと言います。祖父が大変、大変、とっても物凄い迷惑と書類の山を作ってしまって申し訳ないです」


ガープ「おぉ、おぉや!ちゃんと挨拶できて偉いのぅ!」


センゴク「ば、馬鹿なっ……!!このガープから君のような孫が出来るのか?!」


お鶴「何だい、普通に愛想も強さもあっていい子じゃないか」


クザン「えっ?こんな子があんなヤバい噂通りで、拷問まがいの処刑動画を送りつけたの?嘘だろ?」


ガープ「嘘じゃないわい!は村を賊連中から立派に守っとる!」




何故だかちょっとした挨拶だけでおじいちゃんからは褒められまくり、三人からは両目をカッと見開きながら愕然とされる。寧ろそれほど衝撃を受けて、おじいちゃんの破茶滅茶具合はどこまで悲惨なのか。更にお仕置き動画を拷問扱いされていて、ドン引きされたのは意外だったんだけど……




センゴク「その事なんだが。君はどうして……あ〜……あんなにも暴走したのかね?」


「どうしても何も、私は用心棒なんです。村にいる女性は友人ですし、戦いと無縁の女子供や老人達ばかりです。ああいう腐った連中相手は徹底的に、トラウマレベルが反省するのに丁度良いかと……」
/ 163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp