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転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第17章 冥王との対面と、義弟との別れ



相手が魚人であるならジンベエ達に隠れて悪事を働く仲間の可能性があったし、敵かどうかの確認を取るべく連絡したのだ。


なので現場にいる者としてや彼女の部隊達が逃走防止で魚人海賊、アーロン一味のアジトに御用改した結果。何故か人間嫌いの魚人達の集まりの中、オレンジ髪の人間の少女がいて明らか仲間の雰囲気じゃないから戦場外へ追い出し、アジトを更地に変えてアーロン一味をフルボッコ……。この時、私用の電話に出れば内容を聞いた海賊達が「人間は醜い」と嘲笑……。それはつまり罪なく殺されかけたサボを、愚行ばかりの天竜人や世界貴族と同列に罵っているという事だ。


故に思わずブチギレたの渾身の一撃は敗れて倒れ伏すアーロン一味の、屍(生きてる)を無造作に積んだ巨塔()の足場に命中。うっかり彼らを落とし穴に堕とす形となってしまい、ついでだったのでたん瘤を作って気絶した彼等をその場に生首っぽく埋めておいた。普通なら圧死するレベルだけど彼らは常人じゃなかったので、遠慮なくそれで捕まえた後は部下にジンベエへの引き渡しを委託した。


──────因みに余談だがは、アーロンとジンベエがかつて同じ海賊団の仲間であること、彼らの船長の死が切っ掛けで仲違いしている複雑な関係であることも全く知らない。この後(のち)、彼らが日を改めて数日間戦った末に決着がつかず、それからもこっそり色々な島で悪事を続けて数年後。義弟のルフィがアーロン一味をぶっ飛ばした挙句、件の少女は仲間に加わることになる。──────



閑話休題(それはともかく)。ぶっちゃけて仕事より家族・私情が最優先であるは、ダダン一家の連絡であっさり仕事を放棄。使える船が無いので海面を走るという荒業によって、数日かけて限界を超えた体を酷使し、無事ではないが実家に帰省を果たすのだった……
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