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転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第16章 ショップ壊滅事件と王下七武海



サカズキ「じゃけぇ元帥の命令じゃ!さっさと来んか!!」

「だから嫌ですよ、仕事なので行きますけどね?しかも今からですか?!」

サカズキ「あぁそうじゃ、全く海賊共まで小娘を目当てに態度を変えて来よって!!天竜人と真面に喋って無事でおるガープ中将とらお前に興味があるぅ言うちょる、これじゃけぇ海賊は!!」

「あー……それは、その、すいません??」

サカズキ「あんだけの武功を挙げちょって何の謝罪じゃ!!とにかく七武海の子守をせぇ!!」



与えられた個室で任務の報告書と始末書を書いてる最中、ドアがノックされて「どうぞ」と言うと入室したのは珍しい上の訪問者。大将赤犬・サカズキさんが一体何の用なのか、私が驚いていると「元帥が呼んどる」と言うので一緒に廊下を歩いていると、事情を聞いた私は当然会議室に向かいながらも機嫌が悪くなる。そんな私の不満な態度にサカズキさんも不機嫌そうに愚痴を溢し始め、すれ違っていく海兵達が冷や汗をかいて左右に避けて行く。


どうやら先の事件が七武海の興味を引いた原因らしく、流石に彼に怒るのは違ったので申し訳なく思えてサカズキ大将に謝ってみたが、彼が怒っているのはあくまで七武海の協調性の無さだという。ただまぁ彼らは七武海という立場以前に敵同士なので、任意参加や個人の主張に遠慮も思い遣りも皆無なのは当然だ。


そこから渋々サカズキ大将と一緒に会議室までやって来て、丁寧にノックで合図をしてから室内に入ると話の通り七武海が揃っていた。既に知り合いのジュラキュール・ミホーク、ドンキホーテ・ドフラミンゴ以外に五人も猛者が座っていて。『海賊女帝』と呼ばれる絶世の美女ボア・ハンコック、濡羽色の美しい長髪とスリット入りの胸元がはだけた衣装の色気が凄い。『タイヨウの海賊団二代目船長』海峡のジンベエ、『砂漠の王』サー・クロコダイル、『暴君』バーソロミュー・くま、『スリラーバーク』海賊団船長のゲッコー・モリア……


高さ数十メートルの扉を開いた先では、荘厳な会議室で大勢の巨体な大男達と長身の美女が座っており、彼らを前にして座した海軍側など長身と思える上司達さえ小人に等しい身長差。なのでサカズキ大将と一緒に現れた私を見ては、既知の二人以外が好奇の視線を向けて来る。そして私を見るなり額に青筋を浮かべて不敵に笑うドフラミンゴが口火を切った
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