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転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第14章 故郷の滞在日誌



しかしエースが理解はしても苦々しい表情のままなので、私は仕方ないなぁと強めに両手を叩いた。ほらほら強くなるんでしょう?私も貴方が世界を相手に生きれる術を託したいの。瞬間、ピシッと背筋を伸ばして「はい!!」と大声を張って返事するので、その意気込みと嫌さが消えた態度に頬を緩めた



「と言うわけで、エースの修行メニューを追加しましょう。一つは武装色の訓練として基本メニューの後、試合での強化と硬化状態や武器に纏わせることを。見聞色の訓練は体力アップついでに動物や私達の気配を察知すること、目隠し状態で気配を読んて攻撃を避けること……。これを毎日してもらう、私が帰っても三人でね」

エース「わ、分かった!絶対できるようになってやる!!」

「ん、厳しくいくからね?」













サボとルフィの全集中の呼吸はエースに教えた通りに伝え、身体能力の基礎を底上げさせる特訓メニューを言い渡した。ただし能力者であるルフィにはやはり、プラスで別の強化メニューを組む事になる



「ルフィには先に言った通り、海水の影響に慣れる訓練をしてもらう。海軍の純度が高い海楼石は能力者達を弱らせる、多少の戦闘が出来ないと一貫の終わり……。だから浅瀬に手すりを作ります、スクワットとランニングをやるように」

ルフィ「う゛っ……!!」

「それから早くゴムの体に慣れる為、森の移動は必ず腕を伸ばして木に捕まって動くこと!捕まえた動物もルフィが担いで、足腰を鍛えるように!」

ルフィ「は、はい……」



最後にルフィがまるで海水で弱ってるような真っ青の顔色をし、力無い返事をするので特別サービスしよう。そう思って手近な相手を探していると、不意に頭に流れる数秒先の未来を視えて。その事に小さく口角を上げて弟達に言い放つ



「……ちょうどいいわね、今から見本を見せてあげる」

「「「……へ??」」」

キシャアアアアアッ!!




私がそう言ったので弟達が揃ってキョトンと不思議がった時、突然上から動物の威嚇音が聞こえて三人がバッと私の真上を見上げた。すると三人が目玉を飛び出させる(比喩ではない)ほどに大きく目を見開いて驚き、「な、何だよあの大蛇ぁぁぁああっ?!」と絶叫するので、そんな弟達の反応に喉が枯れないかだけが心配だ
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