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転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第13章 里帰り





水の都・ウォーターセブン。偉大なる航路(グランドライン)の島であるため、周囲の島との連絡がつきにくく、24年前は大海賊時代の煽りも受け荒廃していた。しかし14年前、伝説の造船会社・トムズワーカーズの社長、トムが開発した海列車の開通によって『カーニバルの町』サン・ファルド、『春の女王の町』セント・ポプラ、『美食の町』プッチ、『司法の島』エニエス・ロビーとの間に定期便が開通。物資も豊かになり、次第に風光明媚な造船都市・観光都市へと復活した。さらにその7年後、アイスバーグによって造船会社・ガレーラカンパニーが発足……。あっという間に世界政府御用達となり、街は造船都市として更なる発展を遂げている


そしてウォーターセブンは前半の島にあり、広大な島全体がひとつの町となっている。選挙によって市長が選ばれる珍しい街で、水上を移動する交通手段として『ブル』という生きた乗り物を使用するのだそうだ。ログがたまる期間は1週間で、次の島は魚人島を指すらしい……。昔から造船の盛んな島だったらしいけど、島全体が地盤沈下により水没し続けているため、現在の町並みは昔水没した建物の上にさらに建造物を載せた構造となっている。加えてアクア・ラグナという高潮が毎年押し寄せ、水害に悩まされ続けていた


この町を訪れるならず者は、表ならばガレーラカンパニー、裏ならフランキー一家にすぐさま片付けられており、非常に治安がよく、特にガレーラカンパニーは住民から深く尊敬されていた。さらに造船所からすれば海賊も客ということで、市民は海賊を恐れるどころか、時に海軍から庇うほどに海賊慣れしている。これもまた治安の良さの表れと言える───











故にここなら素晴らしい船を造ってくれる、悪い人達もいないだろうと思って前から私物の船が欲しくて貯金した分で依頼していたのだ。まさか昇級で長期連休が貰えるなんて思ってなくて、早速使える事が嬉しくて堪らなかった。船の引き取りは有給初日のお昼なので、午前中に仕事を猛スピードで片付けまくり、ガープおじいちゃんの戦艦にウォーターセブンまで送って貰った
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