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転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第12章 麗しい華姫、爆誕 海兵side



伝説その1、戦闘訓練で将官達を心身ともに倒しまくった挙句、建物や地面を破壊してしまったこと。これは入隊してから程なく行われている、新人達のスペックを調べる為の試験だ。内容は現時点のそれぞれの戦闘力を知る為、将官達が新人数名ずつと実戦的な試合を行う催しで……。これの評価と任務の成果で配属先や、今後の伸び代までも見られてしまうので将来がかかった重要な行事だ


因みに海兵になる為の入隊試験があるが、その時は試験官数人が海兵になれる最低限の素養を査定するだけである。本当にざっくりとした試験で、基礎と応用の知識を確かめるペーパーテストや面接、身体能力を把握する測定検査があった。なのでどれもが満点の主席になった新人達の中でも紅一点、ちゃんの事が気に入らない連中が多い。男達の成績面での嫉妬や羨望、純粋な嫌悪は勿論のこと、一部の女海兵からも美貌やスタイルに関して色目で合格したんじゃないかと馬鹿な疑いをかけていて……


多分この試験でちゃんが恥をかけばいいと、早くに挫折して辞職したら嗤ってやろうと考えていた者が一定数いたと思う……。馬鹿だろ。かつて海賊王と互角に戦っていたガープ中将の孫だぞ、大砲を素手で放り投げて海賊船を何隻も沈めるお方の身内だぞ。絶対おっかない英才教育受けてるに決まってるだろ


そんな凶暴そうなイメージが何年も海兵として勤め、ガープ中将の功績を知るようになると当然根本にあって。大勢の海兵達が「お孫さんなら当たり前」と七光として見るか、「女の子だからなぁ」と性別の限界を惜しんだり嗤ったりと。是非とも後者の方々は女海賊の事も考えて発言するべきである。とんでもねぇ新世界のビックババアや、おっかねぇ猛者達がいるんだから……


とまぁそんなかんじで色んな注目が集まっている中、本部の一部の将官達と新人達が訓練場に集められて試験が開始。他の新人達はみんな少将クラスの人が相手で複数同時にやったようだけども、ちゃんだけは最後にモモンガ中将と戦ったらしい。何でもガープ中将が進言したのだとか、『中将以下では本気になれん。遠くに避難させんと巻き込まれるぞ』と……。そしてその忠告は正解だった、そんな馬鹿なと思ってた連中の度肝も建物もぶち抜いて


闘技スペースで彼女とモモンガ中将が向き合い、審判役になったらしいおつる中将の合図で試合が始まる
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