第1章 夢の始まり
ちょっとした宴会とかでお酒を呑んで楽しそうにする人たちを見て羨ましくて隠れて飲んだことがあった。
一口呑んだだけなのに体中真っ赤にして心臓がバクバクして気持ち悪くなって何回かスモーカーさんに介抱して貰った。
いい加減隠れて呑むなと怒られて、一緒に呑んだらよく覚えてないけど失態を晒したらしく、禁止だと怒られた。
なにをしたのか聞いてもスモーカーさんは教えてくれず、顔を赤くするだけ。
とりあえず、そんなにまずい事をしたのだと自己完結し。それから一切呑まなくなったのはつい最近の事だけど。
「まぁったく覚えてないし、教えてくれないし…とんでもない失態したんだろーなぁ…」
ウーロン茶を飲みながら、楽しそうにお酒を飲むみんなを横目で見る。
あれで、ルフィも呑めるんだから羨ましい。
「お前、あの煙のやつとデキてんのか?」
ぶーーーーーーーー!!!!!!
「おい!汚ぇな!」
何言ってんだ、ゾロさんは。
しかも、自分でおかしなことを言ったくせに文句を言うとは…
「鼻まで痛い…うぅ…ゾロさんが変な事言うからでしょうが!」
「あぁ!?いい歳した男と女が一緒に酒飲んでその後覚えてないっつったらそーゆー事じゃねえのか?」
ニヤリと笑うゾロさん。
なんか、獣みたいな目をしてるし怖っ…
サンジさんもなんかこっちみてるし。
「スモーカーさんは、そんなんじゃありません!!育ての親みたいなもんです!!!」
「へぇ?お前がそうでも向こうはどうだかな」
「そうだぞ、チンチクリン。一応女なんだから気をつけろ」
「歳の差考えましょーよ…そんなんじゃないですってば。」
なぜそっちの方向に行くのか。
スモーカーさんとは男女というよりも親子の関係の方が強かったはず。
呑みに行ったのも1回だし。
「あはは!昔はあーーんなにシャンクスと結婚するー!って言ってたのにな!」
「うっ…よく覚えてらっしゃる」
そう、昔のこと。シャンクスと一緒に過ごしてた時そんな事も言ってた。
もはや黒歴史に近い…
「あ!そうだ!、さっきコレクション完成って言ってたけどなに?」
「あ!それはですね!」
話の方向転換助かります!ナミさん!ありがとう!