第4章 天に在っては願わくば ☆*:.。. 明智光秀.。.:*☆
「んんっ…っ、あぁっ…」
熱を持った唇に首筋、鎖骨をゆったりとなぞられて、胸の膨らみにちゅうっ…と吸い付かれると、堪らず甘ったるい声が漏れる。
自分が自覚している以上に酒が回っているせいか、身体中どこに触れられても敏感に反応してしまう。
口付けとともに骨ばった長い指が身体の線を確かめるようになぞっていくと、堪らずビクビクっと腰を揺らしてしまった。
「……どうした、怜?今宵は随分と反応がいいな」
硬くしこり始めた胸の頂に舌を這わせながら上目遣いで見上げてくる光秀さんは、余裕たっぷりで愉しげだ。
「っつ…あっ…やっ…だめっ…」
羞恥と快感に襲われて堪らず身を捩る私を見逃してくれる光秀さんではなかった。
舌で転がした胸の尖りに柔く歯を立てるのと同時に、内腿を撫でていた手が中心の弱いところに触れた。
ーぐちゅっ…
「んんっ!あぁっ…」
「おや、もうこんなになっているとは」
花弁を割り開いて奥へと侵入した指がぐちゅりとナカを掻き混ぜると、蜜が溢れてとろりと零れ落ちる。
「っ、あっ…やっ…」
「くくっ…嫌か?困ったな、愛しいお前が嫌がることはしたくないのだが…」
言葉とは裏腹に、光秀は朱里のナカをぐちゅぐちゅと激しく犯しながら口元に薄く笑みを浮かべる。
「うっ、あっ…はぁ…」
耳元で囁かれる甘い声と絶え間なく与えられる激しい愛撫のせいで次第に思考が覚束なくなる。
(んっ…だめっ…おかしくなるっ…)
快感が理性を上回り、意識が遠退きそうになったその時、奥の深いところを掻き混ぜていた光秀の指がぴたりと止まる。
「つ…あっ…光秀…さん?」
ぐぽっ…というくぐもった淫猥な音を立てながら指が引き抜かれて達する寸前だった身体が名残惜しげにひくひくと震える。
(やっ…どうして…?もう少し…もう少しでイキそうだったのに…)
快感に潤む瞳で恨めしげに光秀さんを見上げると、蜜でべっとりと汚れた指を見せつけるようにゆっくりと舐める赤い舌が目に入る。
「っつ……」
蜜を舐め取りながら熱を帯びた妖艶な流し目を送られて、心の臓が苦しくなるぐらいに激しく高鳴る。
思わずゴクリと喉を鳴らしてしまい、光秀さんから目を逸せなくなった。