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(HQ|R18) セックストイを使わないと出られない部屋

第7章 手錠


【手錠と黒尾君】
♡ お相手は彼女


≫鉄朗side


「仲良くセックストイを使わないと出られない部屋ねぇ…、最高じゃない?」
「そう思ってるの鉄朗だけだから」
「そう?」
「せっかくの日曜デートでこれから映画行って予約取ったカフェでランチして買い物してってプラン立ててたのに」
「いつものデートじゃん」
「デート自体久々だから貴重なんだよ。日曜に仕事入れまくってるの鉄朗じゃん」
「んーまぁそれはそうだな。日曜しか動けなかったし」
「それは知ってる。だから邪魔にならないようにしてた。…でも今日は二ヶ月ぶりの日曜のデートだったのぉ」
「悪かったって。んな泣きそうな顔するなって。それにデートつっても最終的にはホテルがどっかでヤんだろ?」
「……何でそういう夢を壊すようなこと言うの?」
「だってお前、デートの終わりには“離れたくない”つって誘うじゃん」
「そういう意味じゃない」
「俺はそういう意味だと思ってた。だからこんなシチュエーション最高過ぎる」
「でもさ…、何でこれなの?」
「これって?お前嫌なの?」
「いいわけないじゃん!何で手錠なの?どういう趣味なの!?」
「まぁちょっとSっ気のあるオーナーさんなんだろうな」
「意味分かんない」
「まぁいいじゃん。とりあえず二ヶ月ぶりのまともなデートなんだし、楽しむとこは楽しもうぜ?」

明らかにご機嫌斜めになってしまったいちかを後ろから抱き寄せてそのままベッドへと座った。柔らかな髪の毛と甘い香水の匂いを堪能するように頬を寄せる。

「俺さぁ、今、超したいんだけど」
「誰かに見られてるかもしれないのに?」
「んなの関係ねぇよ。俺が一番近くで全部見てんだから」
「何その独占欲」
「だぁって久しぶりなんだもん、お前を抱くの」
「……そうだね」
「それに最近ちゃんと好きって言えてなかったし。この際だから言わせて?…いちか、すげぇ愛してる」
「……ありがと」
「いちかは?言ってくれねぇの?」
「……好き。大好き」
「ああもう、マジで可愛い」
「ねぇ、てつろ…」
「んー?」
「キスして」
「いちかのそういうとこよ、好きなのは」
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